日本でのラベル印刷の起源

ラベルとはそもそも何でしょうか。ラベルとはオランダ語ではレッテルと言いますが、日本ではこれを「何々というレッテルを貼る」というような使い方をしています。ただ、レッテルの語源はオランダ語ではletterであり、この語は単に字母を意味するに過ぎず、いわゆる日本語のラベルやレッテルの意味は持っていません。また、ラベルはレーベルとも読めますが、レーベルは物の表面に貼り付けて、そこに名前や内容物、容量、所有者名などを書いておくものを指します。
また、ラベルと同じような言葉にシールがあります。日本で使用されているシールの意味には二つあり、一つは密封するという意味であり、二つ目がいわゆるラベルと同じ意味を持つものです。しかし、シールは本来、密封の意味を指しており、その語源はラテン語の印鑑を表す言葉だといわれています。そしてこれが英語ではサインとなり、東洋では印鑑となります。
シールは文書が本物であることを証明する印章であり、封蝋などがあるように、古くから使われていることがわかります。日本で一番最初にラベル印刷がされたのは1911年と言われています。これはイギリス国王ジョージ五世の戴冠式のために贈り物をする際、それを封鍼するために宮内庁が作らせたといわれています。

ラベルの素材と構成

ラベルは、ちょっと見ると一枚のように見えますが、実は四層構造になっています。まず、最初に表面素材の上に貼られる透明フィルムがあります。これは印刷面を保護したり、褪色を防ぐ役目を持っています。次に表面素材がありますが、これも大別すると紙とフィルムの二つあります。また、紙には上質紙の上に化学処理をしたミラコート紙やアート紙があり、フィルムでは耐水性に優れたユポ紙、塩ビフィルム、ポリエステルなどがあります。
この表面素材の次に粘着剤があります。このいわゆる糊の部分も用途や目的によって変わり、接着強度が増した永久接着タイプ、一般接着タイプ、剥離しやすい再剥離タイプ、再貼付タイプなどがあります。また、通常では外気温が低くなると、糊が固くなり粘着強度が低下しますが、それほど粘着強度が低下しない冷蔵・冷凍用やドラム缶用などもあります。
最後にあるのが剥離紙です。セパレータとも呼ばれていますが、粘着剤を保護したり、他のものとつかないようにする役割を持っています。

二つのラベル印刷

ラベル印刷には二つの方法があり、一つは単色印刷であり、もう一つはロール印刷です。単色印刷とは言葉そのままの黒かその他の色の一色のみを使用した印刷です。ロール印刷は、ラベルがロール状になっており、天井に吊るした状態で使ったりするのに便利です。店舗などで使用されることも多く、保管に場所を取らないという利点もあります。

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